2月議会報告

みなさま、こんにちは。
桜の開花宣言も行われ、松本にも例年より早い春が訪れようとしております。

「10年目の3.11」皆様はいかがおすごしでしたでしょうか?
3/7には花時計公園で脱原発信州ネットワーク・松本のみなさんが主催のイベントでパレードにも参加させていただきました。

f:id:kagayakikai:20210327212531j:plain

20210307 花時計公園〜#汚染水を海に流さないで

 1期目の選挙に取り組んでいる最中の東日本大震災でした。その後議員となった四月には、飯館村をはじめとする被災地の視察。避難している保育園にエアコンの設置を行うなど様々できることをさせていただきました。
 あれから毎年福島県原水禁主催のツアーで訪れ、被災地のみなさんの取り組みを伺ってまいりました。復興とは、なんなのでしょうか?それは穏やかな「幸せ」を感じられる暮らしができることではないでしょうか?
 あるものに目を閉ざし耳を塞ぎ、差し出される「パンとサーカス」に狂喜乱舞することが復興だとは思うことができません。これからも、被災地の皆様と共に本当の「暮らし」に根付いた活動を行ってまいります。

 まだまだ、コロナの感染予防は必要かと思われますが、信州の体に優しい食材で免疫を維持し、新鮮な空気を体いっぱいに満たして頑張りたいと思います。

さて、2月議会が終わりましたので、下記の通りご報告をさせていただきます。

<2月議会報告>

2月24日(水)開会、2021年度の当初予算説明会から一般質問、委員会審査、予算特別委員会、3月19日の本会議まで24日間でした。

 市長から提出された議案99件について審議されました。2020年度は3月の非常事態宣言下のコロナ禍の一年でした。一年たっても第三波後の四波への不安の中に市民生活があります。経済的にも飲食業、宿泊業をはじめ観光に関わる方々や関連する企業へのダメージは大変な状況が続いています。また、休校やリモート授業など人と人が接することに制限が加えられる暮らしの中で、心にもつらいものを抱えた子どもさんたちが多くいます。

 そうした市民の皆さんの暮らしを支えられる対策や予算となるよう議論、審査をしてきました。

 新市長の二年目として初めての予算、政策、提案の中、松枯れ対策や事業の棚卸の中の課題や地域づくり組織の改編、新市庁舎のあり方他、議論課題は多くありますが市民の皆さんの声をしっかり受け止め、本当の市民益を議論してゆくことが重要だと思います。

 予算審査の中で私が要望したのは、

1)コロナ禍で子どもたちの学校生活の中にパソコンが導入されました。今後、個々にパソコンやタブレットを使った授業をうけてゆきます。その中で心配なのは子どもさんたちの“眼”です。現在眼科の先生方の調査で子どもたちの視力が悪化していること事が指摘されています。

 今年度、松本市の全校にパソコンが配置されることから子どもたちの使用にあたって眼科の検診をしっかり行い守ってほしいと要望しました。

2)今回の委員会審査の中で、アルプス公園へのオートキャンプ場整備費の予算が修正されました。私の属する建設環境委員会です。この件は議論の中で、計画決定の経過が全く見えないこと、予算の算出根拠が説明できないこと、またハザードマップで危険のある場所、市民の意見を聞いてないことなどが明らかになりこれだけ市民が大切に思っているアルプス公園をもっと丁寧な取組の中で、より良いものにしてゆこうという議論になり、委員会、全会一致で予備費へ修正となりました。

 今までは事前の説明をうけ経過も理解した上で可決となってきましたが、今回の提出はあまりにも説明不足でした。市民の皆さんの税金を五千万円近く使う事業です。一つひとつ本当に市民益となるのか、審査する重さを痛感します。

 

 未だ続くコロナ禍の中、暮らしに密着したところからしっかり声をあげて参ります。

 どうぞ、みなさまの「声」をお寄せください